一目置かれるエンジニアになる術

こんにちは、めだかです!

本日は、エンジニア歴20年以上の私の目線で「一目置かれるエンジニアになる術」を記したいと思います。

エンジニアは、その専門性ゆえに社内のジョブチェンジが少なく、転職しても同業他社へといった具合に、一つの分野を軸にしてキャリアが形成されていくことになると思うんです。したがって、エンジニアとして一目置かれることはイコール、エンジニアという仕事を長く楽しむために体得しておきたいこと、とも言えますので、是非参考にして頂けると嬉しいです!

本記事は、

  • これからエンジニアを志す理系の学生の皆さん
  • 既にエンジニアとして活躍しているが、今後どうやって自身のキャリアを形成していくか悩んでいる方

におススメの内容となっています。それではよろしくお願いします!

1.自身の専門分野について社内で最も知見がある

「一目置かれるエンジニアになる術」の一つ目は、自身の専門分野について社内で最も知見を有することです。当たり前でしょうか?

ポイントは「社内で一番」です。つまり、「この分野については、まずはAさんに聞いてみよう」となることです。どうでしょう?貴方がすでにエンジニアだとして、そんなエンジニアになっていますか?

これは、

  • 貴方自身が仕事を楽しくやることを促進するための燃料

として重要です。人から頼られて社内での知名度が上がるというのは、決して悪い気はしませんよね。まずはこの基本要件を満たすことで、エンジニアという仕事を長く楽しむ第一歩にして頂ければと思います。

私の経験上、一つの専門分野に打ち込んで社内で一番になるまでに、3年程度はかかるものと思っています。気長に行きましょう!

なお、直ぐに身につくような流行りのテクノロジーなどは、直ぐに廃れてしまったりするので、実はコスパはあまり良くなく、単なる物知りさんで終わってしまう可能性が高いです。

2.自身の専門分野以外についての知見がある

「一目置かれるエンジニアになる術」の二つ目は、自身の専門分野以外についても知見を備えることです。例えば隣の部署や課などで専門的に扱われている分野がそれに該当することが多いでしょうか。

これが大事な理由としては、

  • 自身の専門分野の知見を伸ばすのに有効
  • 仕事の全体像を見渡すための視座が上がるので楽しい

ということが挙げられます。

まず一つ目の「自分の専門分野の知見を伸ばすのに有効」ですが、一つの仕事ばかりに打ち込んでいると、どうしても閉塞感というか、考え方の幅が狭まってしまい、結果として自身の分野のスキルも伸びにくいという傾向があります。優秀なベテランエンジニアの方がなぜ、専門分野に尖った知識を有しているかというと、それは長く一つのことをやっているからではなく、それを取り囲む周りの知識を有しているからです。例えばネットワークエンジニアはそれだけでも多くの時間をかけて専門知識を取り込む必要がありますが、デバイスやアプリケーションの知識を備えることで「あぁ、デバイスがこうなっているからネットワークにはこういう要件が必要になるのか」といった具合の気づきが得られることが少なくありません。

二つ目の「仕事の全体像を見渡すための視座が上がるので楽しい」ですが、これは分かりますね。専門的に特化し過ぎてしまうと、ビジネス全体のことが見えなくなって、「今何のためにこの仕事をやっているんだろう」状態に陥ってしまうことがあります。専門外の知識を取り込むことで、自身の仕事がどことどのようにつながっているのかが見えてきて、視座が上がり自身の価値も上がる、というのは楽しいですよね。

あと、この「自分の専門分野以外についての知見」を獲得するのは、とってもコスパが良いです。少しの勉強で多くの成果が得られますので、専門分野をしっかり学んだあとは、余力時間を専門分野以外にも振り分けてみると良いと思います!

3.マネジメントスキルを有している

これまで述べてきたのは、いわばエンジニアとしての知識の話でしたが、「一目置かれるエンジニアになる術」の三つ目として、マネジメントスキルの習得を挙げたいと思います。

「え?エンジニアを長く楽しむ術がマネジメントスキル?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、ポイントは「長く楽しむ」です。どういうことかと言うと、若手のうちは「専門知識とスキル一直線!」はさほど間違っていないのですが、ある程度キャリアを積んでくるとマネジメントを任されるようになってくるというのが理由です。

つまり、自身のエンジニアとしての仕事に加えて、周囲を仕事を管理する仕事が入ってくるということです。「そんなのやりたくないよ!」というわけにはいきません。それが出来ないと、ベテランエンジニアとしての価値が下がってしまい、残念ながらその部署にはエンジニアとしていられなくなってしまうからです。これまで積み上げてきた知識や経験を後進に教え込むというのは、長くエンジニアを楽しむための必要要件なんです。

まずは、ご自身のみならず、周囲の仲間の工程をバッチリ管理して、皆が心地よく仕事できるように努めてみましょう。以下の記事も参考になると思いますので、ご興味あればのぞいてみてください。

【ビジネス必須スキル】工程見える化 | めだかスクール (medaka-school11.com)

4.プレゼンスキルを磨く

「一目置かれるエンジニアになる術」の四つ目ですが、「プレゼンスキルを磨く」です。これもベテランエンジニアがその部署で「長く」活躍するためのスキルということになるわけです。

マネジメントをしているということは、仲間の仕事の内容は概ね把握しているわけで、そうすると自ずと開発成果を社内外に発表する際のプレゼンターになる可能性が高いわけですね。つまり、仲間の仕事をアピールできるか否かはあなた自身にかかっているわけです。こういうとプレッシャーに感じてしまうかもしれませんが、上手に分かりやすくプレゼンをすることで質問者からフィードバックが得られるわけで、プレゼンスキルを磨くことはそういった機会を得るためのツールとも言えるわけですよね。たまにプレゼンの後で、「大した質問がなかったよ」なんて自慢気に言う方がいますけれど、それはプレゼンスキルが不足しているために、質問者が何を聞いたらよいか分からなかったから、というケースも多々あるわけで、プレゼンのために使った時間を無駄にしているとも言えるわけです。

プレゼンについては、それだけで記事になるかと思いますが、私が気を付けているのは以下3点です。

  • 言うべきことをスライドにする

これは逆に言うと、「プレゼンはスライドを説明するものではない」ということです。ぎっしり情報が詰まったスライドを用意したとしても、その中をあちこち行き来して説明されても分かりづらいですし、書いてあることを説明してくれないと、聞いている方が消化不良になってしまいます。なので、「このプレゼンでは何を言うべきか」を考えて、それをスライド化するというのが素直な流れで、その逆ではないということです。そうすると、自ずとスライド自体もシンプルになると思います

  • 1スライド1メッセージ

上記と関連しますが、1つのスライドで伝えたいメッセージを1つに絞り込むことで、明瞭さが増します。

  • PREPを意識する

これは、複数スライドのストーリー作りの話です。PREPというのは(Point=結論、Reason=理由、Example=例、Point=結論)の意味で、まず結論から述べ、それを支える理由をデータ付きで示す。次に、その結論を採用することで得られる効用を事例を通して述べることで説得力を増し、最後に結論を述べてダメ押し、といった具合です。

5.まとめ

「これからエンジニアを志す理系の学生さん」や「キャリア形成に悩むエンジニア」といった方々を対象として、エンジニアという仕事を長く楽しむために、私なりの「一目置かれるエンジニアになる術」をシェアさせていただきました。まとめると、

  1. 自身の専門分野について社内で一番の知識を備える(3年くらいかけて)
  2. 専門分野以外にも目を向けて視座を上げる(時間はさほどかからないのでコスパグッド)
  3. マネジメントスキルを習得する(ベテランエンジニアとして周囲へ働きかける)
  4. プレゼンスキルを磨く(開発成果のアピールとフィードバックを得る機会の獲得)

といった具合です。

最後まで読んで頂きありがとうございました!参考になれば幸いです!!

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